剣の主
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No.419
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そのアリーだが、彼はこの頃、窮地に立たされていた。 王立学士院から退学処分を申し渡されたからだ。 「そんな…!!どうして…どうして僕が…!?」 事の発端はアリーが軍に…正確に言うと軍務を司っている高位の貴族達に対して送った意見書だった。 その内容は以前セイルとアルトリアにも話したが、要約すると“剣だけでは国は守れない。弓、弩、銃、何でも良いから飛び道具を軍の装備に加えるべきである”というような内容だった。 これを読んだ貴族達は、ある者は鼻で嗤い、ある者は大激怒した。 軍は直ちに王立学士院に対して遺憾の意を表明した。 王立学士院側は平謝り。 『貴族の皆様方に対し、そのような無礼を働いた学生は直ぐに本学を追放いたします』と、アリーを切り捨てる型で謝意を示した。 まぁ、学士院の教授達(特に運営に携わっている連中)は貴族をパトロンに持つ者も少なくないので、なるべく彼らのご機嫌を損ねたくないと考えるのも無理は無い…。 それに学士院としても、貴族の心象を悪くして予算を削られたりしたら堪らないではないか。
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