メロン・ワールド
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No.419
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『全然駄目ですね』 イルジーマも負けじと挙手をし、のっけからミュラの意見を全否定した。 『いくらお強いと言っても、世間的に見て、御主人様は言葉も分からない流れ者の男の子です。いきなり町の警備隊員に採用されるという設定は無理があります。ここは所持金を使い果たして途方に暮れていたところを、領主屋敷の心優しい侍女長に拾われ、侍女長の下で働く小間使いとして採用された設定にするのが一番です』 『何だって!?』 『何か?』 けなされたミュラが目を剥き、睨まれたイルジーマもまた、いささかも怯む気配を見せなかった。貝丞は腕組みをして目を閉じ、場の空気に意識を集中する。 『あたしとしてはね……』 今度はラグーナが発言を始めた。 『いきなり警備隊員もどうかと思うけど、御主人様のような立派な男性が小間使いなんかしているのも違和感があると思うわ。ここは遠い地域からスカウトされて来た、領主付の秘書にするのはどうかしら?』 『……ラグーナ、それ、警備隊員より無理があるよ』 『何ですって!? ミュラ、姉の意見に逆らうの!?』
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