おてんば姫、ファニーの冒険
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No.413
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「あ、あの・・・」 そのとき、おずおずと手を挙げる者がいた。 一番若い閣僚だ。 「このようなことをして、あとで陛下になんと報告すれば・・・」 この男の言い分はもっともなことだ。 自分以外の者は信用せず、常に独断専行を行ってきたエドモンド5世。 例え結果的に最善の判断であっても、許可を取らずに勝手な行動をしたらどんな罰が降るか。 それを聞いた宰相は、フーと長いため息をついた。 「そうだな、良くて罷免。下手すると斬首かもしれん・・・だがこのままでは我が国は破滅だ。それに我々がもっと早く騎士団を動かしていれば、こんなことにはならなかった」 そこには全てに疲れ果てた男がいた。 何もかもどうでも良い、そんなふうだった。 「責任は全て私が取る。だから皆この決定を了承してほしい」 閣僚達は互いの顔色をうかがいながらも、了承の返事を出した。 所がこの閣議の模様を、窓から密かにのぞき見する鳩がいた。 それはただの鳩ではなく、ティーエが放った使い魔だった。 「なるほど、ルーグの奴隷商人とドーリス政府が繋がっている噂は本当でしたか」
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