おてんば姫、ファニーの冒険
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No.412
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「総監、今は悔やんでいても仕方有りません。一刻も早く救出の手を」 「わかった、直ぐに内務大臣に報告して救出部隊を出す。必要なら騎士団の手を借りることもできよう」 衞士総監の総監の報告に、内務大臣は仰天した。 よりによって自国の姫が、国の暗部とも言うべき場所に捕らえられたのだ。 直ぐに閣議が招集されたが、議題は姫の救出ではなくティーエら外国人の目からルーグの実体をどのように覆い隠すかだったか。 「あれを他国に知られたらおしまいだ」 「さよう、下手すると我が国は四方からの侵攻を受けるやも」 「だが今さら潰すのは無理だ。そうなれば我が国の財政は破綻する」 「姫の件はどうする」 「それはギルバーンに話を通せばいい。奴らもこちらと争う気はないはずだ。念のため騎士団を動かして脅しをかける」 ギルバーンとはルーグ港を実際に治めている市長だ。 「あの冒険者はどうする。このままだとルーグに突撃しかねない勢いだぞ」 「奴らにはバンドーンへ行ってもらうほか有るまい。それが無理なら道中で始末する」
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