おてんば姫、ファニーの冒険
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No.405
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「先生、こいつはどうします」 船員が瓶さして指示を仰ぐ。 「当然、クラゲ酒にするに決まっているじゃない。あとであのファニーという娘に飲ませるのよ」 「へい、わかりやした」 「あのお嬢ちゃんが驚く顔が目に浮かびまさ」 男達も楽しげに笑う。 そのまま瓶を厨房へ運ぼうとしたが、そこで目を疑う光景を目撃する。 何と子クラゲが、触覚を使って瓶をよじ登り逃げようとしているのだ。 慌てて船員が捕まえようとするが、逆に毒針を刺されて撃退されてしまう。 「なんなのこれ…」 カリンカもただ呆然とするだけだ。 そのまま子クラゲたちは、たまたま開いてた窓から逃げ出していった。 信じられない光景にカリンカはしばし硬直していたが、不意に重大なことに気づいた。 (考えてみると痺れクラゲの卵が孵化するには一週間はかかるはず、それをあの娘はたった1日足らずで孵化させた。それにあの尋常でない動き) あの娘には何かある。そう確信したカリンカだった。
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