剣の主
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No.392
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それから数日後、セイルたち衛士にとって非常に嬉しい日が訪れた。 月に一度の…そう、給料日である。 セイルら新人にとっては初任給となる。 もちろん銀行なんて無いので現金手渡しである。 退勤前、皆を前にして中隊長は言った。 「それではこれより給与を手渡すので名を呼ばれた者から順に取りに来るように!」 「「「はぁーい♪♪♪」」」 新人達はまるでお菓子を貰える幼い子供のように瞳を輝かせながら給料を受け取る。 やがてセイルの番が来た。 「はい、1ヶ月ご苦労さん」 「あ…ありがとうございます!(重い…)」 …あぁ、これがこの1ヶ月間の労働の対価なんだ…とセイルは思う。 決して多くはない貨幣の入った粗末な麻袋が、彼にはとても重く感じられた。 それは彼が生まれて初めて自分の力で得た金銭だった。 (もっともセイルの場合、非常に“濃い”1ヶ月間だったが…) 喜ぶ新人達を見ながら上官達と先輩達が何やら話し合っている。 やがてアブ・シルが大きな声で言った。 「よぉ〜し!!みんなぁ!!初給料だぁ!!飲みに行こうぜぇ〜!!」
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