剣の主
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No.390
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「何だか難しい話で僕には良く解らないよ…」 「ゼノンがイルシャを狙う理由はまだある。東西大陸間の交易をイルシャ商人達が独占しつつあるという事だ」 「それはイルシャ商人達が安い値で商品を運び続けた成果じゃないか。文句を言われる筋合いは無いよ」 「国家間にそんな理屈は通用しない。とにかくゼノン帝国にとってイルシャ王国は倒さねばならない存在なんだ。そして最大の理由は…ゼノン帝国は最近、国力の劣る隣国に敗れて権威が失墜している。これを取り戻すためにも“愚鈍な象”はちょうど良い獲物という訳だ」 「つまり…ガキ大将が隣町のガキ大将とケンカして負けたので、さらに別の町の自分より弱いガキ大将をブチのめして威厳を取り戻す…そんな感じですかね?」 「まさにそんな感じです。アルトリアさん」 「理不尽すぎるよ!!」 セイルは叫んだ。 「国際関係なんてそんな物だ」 一方、アルトリアはポツリとつぶやく。 「ゼノン…ディオン殿の国か…出来れば戦いたくはない物だな…」 「え?アルトリア、今何か言った?」 「いいえ、何でもありません。ちょっと昔の事を思い出しただけですよ…」
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