Absorption
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No.39
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┗Mr テンタクルズ
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その日の夕食は、なぜかレバー系のメニューとなっていた。 「私、お肉苦手なのに・・・」 おかげで箸がなかなか進まない千恵だった。 そして消灯時間、千恵はベッドに横たわり、先ほど会った外国人のことを思い出していた。 「(なんでだろう?あの人のことがなぜか頭から離れない)」 確かに顔は整っており、もう少し若ければかなり女性人気の高い人物だっただろう。だがそれでも未だに千恵の中で引っかかっているのは妙だった。 「(私、あの人を好きになっちゃったの?でもあの人は若くないのに、どうして・・・)」 その時、窓から差し込んでいた月光が一瞬遮られる。 「何!?」 ベッドから降りて窓を見る。 「気のせい・・・?」 「・・・ではないよ、Ms.朝比奈」 不意に背後に男の声がした。千恵が振り向くとそこには青白い顔の青年が立っていた。 「あ・・・あなたは・・・」 千恵はその顔に見覚えがあった。多少若返ってはいるが、それは昼間出くわしたあの民俗学者の面影を残していたのだ。
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