既に詰んだ領主に転生した男の物語
-削除/修正-
処理を選択してください
No.38
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
だからといって若い男を屋敷にでも呼び込もう物なら直ぐに噂になる。 貴族であれ王族であれ…どれほど地位や権力があろうと(むしろその身分ゆえに)世間の監視の目からは逃れられないのである。 ある日の午後、僕が意味も無く屋敷の中をウロついていると、一人の若いメイドが広間の暖炉の煤(すす)を掃除していた。 「ご苦労様、イリス」 「あ…坊ちゃま、申し訳ありません。掃除に熱中していて気付きませんでした…」 イリスはウォルコンスカヤ領出身(屋敷で働くメイドや下男達は殆どそうなのだが…)で、確か歳は17だったか…余り口数は多くなく大人しいが与えられた仕事はキッチリこなす真面目な娘だ。 「良いんだ。暖炉の掃除は念入りにね。煙突が詰まって一酸化炭素中毒なんてもう嫌だからね」 「はあ…イッサンカ…?」 「あぁ、何でもない。掃除を続けて…」 「はい」 暖炉に頭を突っ込んで煤払いを再開するイリス。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
既に詰んだ領主に転生した男の物語
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説