剣の主
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No.376
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そんな話をしていると、向こうから国王と数名の侍従、さらに数名の衛兵がやって来た。 「いらっしゃったぞ!地面に片膝を付いて頭を下げなさい。陛下から話し掛けられない限り動いたり返答したりしては駄目だからね?」 「わ…解りました!」 セイルは言われた通りにした。 国王一行の足音が近付いて来る。 (うぅ…き…緊張する…) セイルの心臓は犯人と対峙した時以上に高鳴っていた。 一行の足音がセイル達の前で止まった。 「陛下、この者は…」 下を向いているため地面しか見えないが、侍従の一人が小声で国王に囁いているのが聞こえた。 セイルは全身から汗を掻き、身体はカタカタと小刻みに震えている。 「クルアーン・セイル、面を上げよ」 侍従の声がし、セイルは顔を上げた。 (こ…この人が国王陛下…?) 目の前に居たのは疲れた顔をした小太りの中年男性だった。 太っているが、やつれている。 目付きも力無い感じがした。
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