剣の主
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No.373
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それから数日後、セイルへの沙汰が下った。 その日、セイルが出仕せずに自宅で待機していると、当該の役人が来て重々しく告げた。 「クルアーン・セイルに一日間の自宅謹慎処分を命じる」 中隊長の言った通り、処分は形式のみのごく軽い物だった。 「はい!クルアーン・セイル、謹んで処分をお受けいたします!」 続いて役人はやや柔らかい口調となって言う。 「…それから、喜びなさい。国王陛下が今回の君の働きに対して、報奨金と直々にお褒めの御言葉をくださるという事だ」 「えぇ!!?こ…国王陛下が!?本当ですか!?」 意外な展開にセイルは目を丸くして驚いた。 セイル達ヒラ衛士にとって国王と言えば雲の上の人…本来ならば言葉を交わす事すら許されないような高貴な存在である。 それは本当に身に余る光栄だった。 「そうか!!!国王陛下が直々に…!!!素晴らしい!!!よくやったぞ〜セイル!!!」 その夜、話を聞いたオルハンは先日とは態度を一変、手の平を返したようにセイルを褒めちぎった。 「あ…ありがとうございます…父様…」
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