マッスル・ウィッチ
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No.36
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魔術を扱うと言う事でマリーの姉弟子に当たる婦人、ネリース・フォン・ハイデルガルト婦人と部下である騎士数人が参加する事に決まった。ブランクこそあるが魔術の腕前はドワサンと同程度だ。 「宜しくお願いします」 彼女の屋敷にてアイルは深く頭を下げる。 「公子、頭を上げてください……」 「いえ……書庫の妖精と謳われた貴方が同行するなんて……」 それだけ今回の計画で黒幕が出てくる可能性もある。下手すると師匠まで出張ってくる可能性すらある……マリーは表情こそ出さなかったが不安げに感じていた。 「アイル様、なぜマリーは杖を使わずに敵を倒せるのか……お分かりですか?」 「?」 ネリースはニコッとすると自前の杖を手繰り寄せた。もう二十数年の付き合いになるので重みを感じる。 「それは彼女の魔法の効力が周囲にしか及ばないからです」 逆に言えばマリーの魔法は杖を使わなければ近距離ですら怪しく、長距離や広範囲魔術は発動できないのだ。マリーは魔術学校に通った時から致命的な欠落に悩まされ、これが元でいじめられた事もある。それを解決したのが師匠の家に一時期滞在した東方の国から来たと言うある寺院格闘家の男である。
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