剣の主
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No.352
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首を傾げるアブラハム。 「つまり、こういう事ですよ…」 そう言うとアルトリアは小声で短い呪文を唱えながら右手でスッと自分の顔を撫でた。 すると彼女の顔はたちまち別人の物へと変わった。 「あっ!」 それは先日、犯人に襲われたが辛うじて命を取り留めた娼婦の顔だった。 セイルは言う。 「襲われた娼婦の中で唯一の生存者…つまり犯人の顔を知っている人だ。それがまた現れたとなればきっと犯人も気が気じゃないハズだよ。そして恐らく殺そうと考えて向こうから近付いて来るに違い無い…」 「ちょっと待って!もし犯人がそんな事気にしなかったら…?」 その問いにはアルトリアが答えた。 「いえ、犯人は犯行の発覚を恐れ、その都度娼婦を殺すほど臆病で用心深い人物です…恐らく来るでしょう」 「で…でも危ないですよ!犯人はあなたを殺そうとして来る訳でしょう?もしかしたら物陰に身を潜めていて突然斬りかかって来たりとか…」 「確かにそうですね。信頼していますよ、お二人とも」 アルトリアはニコッと笑った。 もっとも彼女なら例え奇襲を受けても一人で何とか出来るのだが…。
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