幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
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No.340
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ペンネーム
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本文
「えぇ。ポーンならともかく、ナイトになってもらうんだから、もっと私の血を飲まないと」 「?!」 (ポーンとかナイトというのは何のことか分からないけど、また私に血を飲ませる気なの?) 「嫌…もう嫌……飲みたくない」 涙をポロポロ流しながら首を横に何度も振る涼子。 「ふぅん…嫌なんだ。じゃあ、反対に私が涼子の血を全部吸っちゃおうかな〜」 その言葉にビックッと体を震わせる涼子。 顔を近づけ、面白そうにアリスが尋ねる。 「吸うのと吸われるの、どっちがいい?」
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