ピピの錬金術士 ビリーのアトリエ
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No.337
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ガヴァロ城砦に向かう馬車の中、ビリーとフリッツは男から話の詳細を聞いていた。 「実は、ピピとの戦に備えて魔王都より我がタラントの所領に派遣されている一軍がおりまして、その司令官が是非ビリー殿とフリッツ殿に会ってお話ししたい事があると仰せなのです」 「あ、それでグレンバラン様が場を設けてくださったのですね。ん〜…でも魔王様直属の軍の将軍さんが私達なんかに何の用なのかしら?」 「だいたい分かるよ…」 フリッツは溜め息混じりに言った。 「つまり、魔王宮まで来て魔王様に一言ご挨拶申し上げろと言いたいんだろう…。僕らは“居候”だからね。やっぱり一番エラい人から居住のお許しを得ないといけない」 「グレンバラン様じゃあダメなの?」 「友達の下宿部屋に転がり込むようなもんだよ。しばらく住むなら“部屋主”ではなく“家主”に一言ことわらなきゃダメだろ?」 「ふ〜ん…そういうもんなのかしらね?」 「まあ、面倒くさい手続きかも知れないけど、魔王国で平穏無事に過ごしたければ必要な事だよ」
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