剣の主
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No.334
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セイルはジト目でアルトリアを睨みながら思う。 (こいつ…僕の家庭を言い訳に使いやがった…まあ良いけどさ) あるいはアルトリアが望むなら一晩くらいアブラハムの家に泊まらせてやっても良い…とセイルは思う。 アブラハムの性格から考えるに、本当に一晩中、食についての熱い議論が交わされる可能性の方が高いからだ。 (アルトリアは自分の事を僕の剣と言って僕に四六時中付き従ってるけど、普通は従者だって夜は別々だし休日ぐらいあるもんだ。彼女だって時には気の合う者同士で趣味の話に華を咲かせたりなんかして息抜きしたいはずだ…人間だもの) セイルはパートナーを束縛するタイプではなかった。 いや、仮にアルトリアに自分の他に好きな男が出来たら、そして彼女がその男と結ばれる事を望むのなら、セイルはそれでも良いとさえ思っていた。 一見、淡白…ともすれば冷淡に思えるかも知れない。 『彼女は例え一時自分の元を離れても必ず再び戻って来てくれるはず!』という絶対的な自信とも違う。 それが相手の意思を…人格を尊重するセイルなりの愛の形だった。
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