Absorption
-削除/修正-
処理を選択してください
No.33
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗Mr テンタクルズ
本文
実は理事長がかつて人間だったころの明治中期に、彼は民俗学の研究のために欧州を旅していた。そして立ち寄ったルーマニアで偶然にも、没落貴族出身の民俗学者として活動していたブラドと出会った。そしてまもなくブラド自身から彼が吸血鬼であることを知らされた。それにもかかわらず二人は何か通じるものがあったのか、親友としての関係を築いて交流を続けてきたのだ。 だが、渡欧から二年後、彼は当時不治の病と言われた結核を患い、帰国はおろか、ベッドから起き上がることすら出来ないまでに弱ってしまったのである。そのまま死を待つだけの彼を気の毒に思ったヴラドが、人間を辞める代償と引き換えに吸血鬼になることを提案し、理事長もそれを受け入れ、そして今に至るのであった。それゆえに彼にとってヴラド公はまさに親友であり、命の恩人だったのだ。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
Absorption
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説