剣の主
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No.327
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セイルは仕事を休んで本気で街娼殺しを捕まえたいという旨を伝えた。 「…頭を冷やしなさい」 中隊長はセイルを正気ではないと取り合わなかった。 「…僕達の仕事って、一体何なんだろう…?」 悶々とした気持ちを消化しきれないまま詰め所に戻ったセイルはポツリと呟く。 それをたまたま聞いていたアブ・シルが皮肉っぽく答えてやった。 「そりゃあ貴族や金持ちが安心して暮らせる平和な都を維持する事さ。王都衛士隊の本質は国王と王家を守る軍隊なんだから。都の治安や民を守るのは派生任務だよ。元々はね」 「やっぱり衛士府にいたんじゃ、あいつは捕まえられない…」 「話は聞いたよ。犯人と会ったそうだね」 「はい…絵の上手い先輩が似顔絵を書いてくれました」 そう言ってセイルは一枚の紙を取り出してアブ・シルに見せた。 「へぇ〜!これが犯人かぁ!連続殺人鬼なんていうからどんな悪人面かと思ったら…意外と細面で気弱そうな男なんだなぁ〜」
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