剣の主
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No.325
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「あぁ…っ!!?」 そこには先程の娼婦が胸から血を流して倒れていた。 「セイル様!」 「ア…アルトリア!」 アルトリアが姿を表し、ぐったりと横たわる娼婦に駆け寄ると口元に顔を近付けた。 「…まだ息がある!」 アルトリアは娼婦の胸の傷の上に両手をかざして目を閉じた。 彼女の手の内側がパァ…っと輝き始める。 治癒魔法だ。 「助かるの!?」 「一応止血をしていますが…正直この出血量では何とも言えません。それよりセイル様!ここは私に任せて犯人を探してください!おそらくまだ近くに潜んでいるはずです!」 「そ…そうだ!頼んだよ!」 セイルは犯人が逃げたであろう方へと走った。 だが一体どこへ雲隠れしたものやら、犯人は夜の闇に溶けて消えたかの如く姿を消してしまったのであった…。 「クソ…ッ!!僕は何て無力なんだ…娼婦達を守って犯人を捕まえるなんて一人で意気込んでいて…結局この様じゃないか!」 応急処置を施した娼婦を最寄りの診療所へ連れて行った帰り、セイルは悔し涙を流しながら言った。 「……」 そんな彼に対してアルトリアは、ただ無言で隣を歩いていた。
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