おてんば姫、ファニーの冒険
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No.312
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王の私室でフリッカとティーエを出迎えたのはモレル医師だった。彼はここ数日付きっきりで王の様子を看ていたため、顔に疲労が色濃く出ていた。 「ふむ、これぞまさしくボッキ茸。しかしここまで立派な物は初めて見ましたぞ」 医師は皿の上の茸を見て、これならば昏睡した王もすぐに目が醒めると判断した。 「それではフリッカ殿…」 「…はい」 フリッカは皿を置いて、王の顔を覗きこんだ。 眠る王は血色が悪く、生気が感じられないくらい弱っている。 この大切な人を助けたい。 その一心がフリッカをつき動かす。 ボッキ茸を口に入れ、しっかり咀嚼する。そして王に口付けた。
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