剣の主
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No.309
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「…嫌な事件じゃったのう…犯人がまだ捕まっておらんのであろう?」 「いや、なんで過去形なんですか!現在進行形で人が殺されてるんですよ!?総監閣下が一言おっしゃってくだされば、僕達は…!」 「いやいや、それがのう…なかなか難しいんじゃ…色々あってのう…」 「色々って何ですか?」 「色々は色々じゃ。察するがよい」 「いや解りませんから!」 総監にとって衛士府トップの地位は、更に上に行くための通過点の一つに過ぎなかった。 だから自覚も責任感も薄いし、いまいち職務に身も入らない。 本気で王都の治安を良くしようなどとは考えない。 それよりも来たるべき政界入りに向け、今から活動資金を稼がねばならない。 そっちの方にご執心だった。 それに、あまり目立つような真似はしたくはなかった。 高級貴族である自分は波風立てず無難にやってさえいれば出世は約束されている。 なんでたかが街娼なんぞのために上から睨まれる危険を冒してまで自分がそんな事をしてやらねばならないのだ。
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