幼魔鬼譚〜悪戯好きのアリス〜
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No.309
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といっても周りは森しかなく、面白いものなど何も無かったが、20年ぐらい前に神阿多都女学園の寮が出来た時は皆狂喜乱舞した。 何しろこちら側には森しかないと思って、よく窓を開けたまま生徒達が着替えをしたりするからである。 そしてその日は、寮の3階の窓に一人の金髪の少女―――アリスの姿があった。 スケスケのネグリジェを着たアリスは、明らかに色餓鬼達の存在に気付いているらしく、ジッと大岩の方を見ていたが、やがて奥に引っ込んでいった。
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