剣の主
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No.307
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サーラは今、無事に任地に到着し、軍務および政務に就いているという話である。 鎮台府とは、つまりは要塞だ。 …と言っても、なにも砦だけが国境近くにポンと置いてある訳では無い。 小さいがそれに付随する都市がある。 長である将軍は、その都市の行政長も担っているのだ。 任地に赴く途上での暗殺も心配されたが、幸いにも何事も無く着任したそうだ。 してみると王都の連中もサーラが事実上の島流しとなった時点で脅威とは見なさなくなったのであろう…。 そして数日後、セイルは衛士府のトップである総監と面会する事となった。 「余が衛士府総監、アジーズ・ムサルマーンじゃ。そなたがクルアーン・オルハンの倅じゃな?ワシはオルハンとは古い付き合いで彼の事は良く知っておる」 立派な髭を蓄え、太鼓腹を突き出して椅子にふんぞり返った総監にセイルは緊張気味に挨拶する。 「お…お初にお目にかかります!クルアーン・セイルと申します!本日は総監閣下の貴重なお時間を頂戴し…」
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