大陸魔戦記
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No.307
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ジルドは姫の背を見る。 こんな細い背中で、彼女はその責を果たそうとしている。 「ジルド殿…いや、ジルド。急いだほうがいい」 そんなジルドを咎めるように、アグネスがジルドに駆け寄る。 そして、耳元に口を寄せた。 「侮るなよ。ああ見えて強くあられる」 ジルドはアグネスを見た。 アグネスは、いつもの通り、毅然とした表情を浮かべている。されど。 その顔はわずかに微笑みとも悲しみとも取れぬ僅かな色が含まれていた。 「…知っているさ」 姫に気づかれぬように、二人は目線を交わして頷いた。
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