大陸魔戦記
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No.305
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明るく振舞えば振舞うほど。 歳相応の乙女の表情を浮かべようとも。 むしろその痛ましいまでの明るさに、ジルドは分かってしまう。 姫は、しかし不安なのだ。 故国は滅亡の際に接し、父王はすでにない。 姫を慕う兵たちは、彼女を興国の希望と信じて疑いもなく命を散らせて行く。 そして、今回の騒ぎ。 いっそ全てを諦めてしまった方がどんなに楽か。 しかし、それはできぬ。死んでもできぬ。 決して不安を表に出してはならない―― それこそが兵を率い、国を統べる者として当然の責務であったから。
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