剣の主
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No.293
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男の案内で駆け付けると、そこには若い女が胸から血を流して倒れていた。 「ふ〜む、こいつぁ街娼だな。もう息は無いか…左胸を刃物か何かで一突きってとこだな。結構美人じゃないか…畜生め、酷い事しやがる」 眉を潜めながらも冷静に検証するアブ・シル。 「うっ…」 「おえぇ…」 一方、セイルとアブラハムは情け無い事に、その場にうずくまって嘔吐してしまっていた。 「ハハハ…君らもまだまだだな」 「わ…笑い事じゃないですよぉ…」 「僕ら冗談抜きで他殺体って初めて見たんで…」 「…ま、俺も初めての時は吐いたっけなぁ…」 アブ・シルは昔を懐かしむように呑気にそう言うと、女の死体の前にしゃがみ込み、自らの胸の前で手を合わせて祈りの言葉を述べた。 「天にまします我らが神々よ、今一人の女の魂をあなた方の元へお返しいたします。願わくばこの哀れな女の魂が安らかならん事を…」
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