剣の主
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No.283
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結局どうしようも無いので、心を病んだ人々を収容する療養施設へ入れる手続きが取られた。 「ねえねえ、ボクどこへつれてかれるの?こわいとこイヤだよ〜」 「大丈夫、お友達がいっぱい居る所だよ」 「ほんと!?わあ〜♪たのしみだなあ〜。ここはこわい人たちがいっぱいいるからイヤだったんだ〜」 「「「……」」」 アブ・キルは宝石のように美しく澄んだ瞳で、施設の職員に連れられて行った。 あまりの変化に皆はその様子をただただポカーンと見ていた。 軍医の見立てでは、いつ元に戻るか解らない…ひょっとすると一生元に戻らないかも知れないという。 「僕は…一人の人の人生を破滅させてしまったんじゃないだろうか…?」 罪の意識に思い悩むセイル。 その肩にポンと手を置いてアブ・シルが言った。 「君のせいじゃないよ。ヤツは常に己の内から湧き起こる耐え難い恐怖と戦っていたんだ。それがやっと解放されたんだよ。あいつはようやく安息を手に入れたのさ。君はヤツを救ったんだよ」 「そうなんでしょうか…でも正直複雑ですよ」
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