剣の主
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No.278
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だが、セイルの言葉はアブ・キルの心には響かなかった。 「チクショオォォ!!!悪魔めぇ!!ついに本性を表しやがったなぁ!!?神々よぉ!!!我に力を与えたまえぇ!!!!悪魔を成敗する力をおぉぉ!!!!」 アブ・キルは天に向かって両手を上げ、喉も張り裂けんばかりに絶叫した。 その瞳には狂気の光が宿っていた。 「ヤバい…クルアーン君、逃げろ!!」 「アブ・シル先輩、下がっていてください…」 「ク…クルアーン君!?」 セイルはアブ・シルの前に立ち、腰の聖剣を抜いて構えた。 「お…おい!!!二人とも馬鹿な真似は止めろ!!私闘は犯罪だぞぉ!!?」 アブ・シルは真っ青になり半ば叫ぶように言った。 だが、睨み合い対峙する二人にはもうアブ・シルの言葉は届かない…。 セイルは剣を構えるアブ・キルをジッと見ながら考えていた。 (…あの構え方からして、恐らく剣の腕自体は大した事はなさそうだ…でも彼は僕を本気で殺そうとしている。僕を悪魔だと彼は言った。自己の内面の負の感情を全て僕に投影して激しく憎悪しているんだ。だから容赦なく本気で僕を殺しにかかって来るだろう。しかも真剣…負けは即ち死だ!本物の死だ!!)
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