剣の主
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No.273
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…アブ・キルは、まるで何かに取り憑かれたかのように、悪鬼のような形相でまくし立てた。 「……」 セイルは呆気に取られて何も言えなくなってしまい、ただ呆然とそれを眺めているしか出来なかった。 (…この人は、僕を責めているようでいて、本当は自分を責めているんだ…他人を憎み、世の中の何もかもを呪っているように見えるけど、本当は誰よりも、何よりも、自分自身を嫌い、憎み、呪っているんだ…) その事に気付いた彼は口をつぐんでしまった。 言い返すべき言葉を失ってしまったのである。 そこへ、新たな人物が現れた。 上司である中隊長と先輩のアブ・シルだった。 「あ〜、アブ・キル君…ちょっと良いかな?」 「あ!ちゅ…中隊長!聞いてください!こ…このクルアーンのヤツは、実はとんでもない悪党だったんです!腹の中で俺達みんなを、嘲笑っていやがったんです!」 「あ、そう。ま、そんな事どうでも良いんだけどさ、それより君に、ちょっと単身赴任してもらいたいんだ。ちなみに拒否権は無いよ」 「た…単身赴任ですって!?一体どこへ!?」 「北方鎮台」
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