剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.255
┗
修正
削除
※残り修正回数=4回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
王宮内の自分の執務室に戻ったジェムは腹心のアブシル・シャリーヤを呼び出した。 「お呼びでしょうか?ジェム様」 「うむ、計画が上手く行き、叔父は死んだ。君のお陰だよ、シャリーヤ。本当に良くやってくれたね…あ、そうそう、忘れる所だった。犠牲になられた君のお父上にはお悔やみを申し上げるよ」 もうお気付きの方も居られると思うが、今回の陰謀で殺されたアブシル・イムラーンは彼女…アブシル・シャリーヤの父親であった。 矢を放ったのはシャリーヤ自身である。 つまりジェムはシャリーヤに自分の父親を殺させたという事になる。 だが彼は特にそれについて罪の意識を感じているといった風は無かった。 「……ジェム様、一つだけ言わせていただけるのならば…私と父は、特に仲の悪い父娘ではありませんでした…」 表情も声色も変える事無く、しかし言葉の前に少しの間を置いて、シャリーヤはジェムに物申した。 「そうか」 それに対するジェムの答えは、その一言だけだった。それも平然と。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説