剣の主
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No.251
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アルシャッドは気分悪そうにフラつきながらもジェムに尋ねた。 「ジェ…ジェムよ、いくら家督を己が物としたいからといって、それは実の叔父を犠牲にしてまで手に入れたい物なのか?肉親の命よりも権力の方が大切だというのか…?」 ジェムは答える。 「…王太子殿下、生まれながらにして次代の玉座が約束されていたあなた様には…自ら求める事をせずとも全てを与えられてきたあなた様には解らないでしょうな…野心という物はね…」 加えて王妃も言う。 「ホホホ…ジェムの言う通りですよ、アルシャッドや。あなたもいずれ国王となるのですから、もう少し野心という物を持った方が良くってよ?」 「野心ですか…私は野心などいりませんよ。野心は多くの人々を傷付け、不幸にする元凶です。私はそんな物は持ちたいとは思いません。逆に私にはあなた方の考えの方が理解に苦しむ。人はそれぞれ手の届く範囲で幸福を得て生きていければそれで良いではありませんか…なぜ他人の分まで奪わねばならないのですか?なぜそこまでして他人より優れていなければならないのですか?」
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