剣の主
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No.246
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「おおぉ…ワム…何という事じゃ…」 セムは嘆き悲しみ、衰弱して寝込んでしまった。 ワムの減刑のための奔走も水泡に帰したのだ。 それにしても「犯人はワムだ」と告発したのは一体誰だったのだろうか…? ここは王宮の中庭、そこに三人の人物が居た。 「王妃殿下、王太子殿下、この度は私めのご注進をお聞き届けくださり、誠に有難う存じます…」 片膝を付いて頭を垂れる若い男の言葉に、金銀の装飾品で着飾った太った初老の女性が満足げに微笑みながら言った。 「オホホホホ…これでジャーファール達の仇が討てましたわね。ざまあ見なさいヤヴズ・セムめ」 彼女の名はシェヘラザード第1王妃、イルシャ王国国王アフメト4世の正室である。 おそらく若い頃はそれなりの美人だったと思われるその容貌は、今や分厚い脂肪に覆われて見る影も無い。 「は…母上、何も彼の前でそのような事を申されずとも…。済まぬ、気を悪くするでないぞ」
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