亡国の王子
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No.246
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「今日も美味しそうな朝食です。では、いただきましょう」 こうして朝食が始まる。 「それにしても、ノルトホフ子爵も御孫が無事だったようで喜ばしい」 「ゲルトの事は誠に幸せな事、方々にご心配頂いた事はどれほどありがたかったか……」 「さて、魔族どもの動きですが……」 「奴らはソロモン城砦への攻撃も一息ついたようで……」 戦時を反映して、家族の事や戦況の話題などが流れながら食事は進んだ。 あとはデザートを食べるだけとなった頃、陪席していた貴族の一人エルガー男爵がやや改まった顔でリードに話しかけてきた。 「ところで殿下、既に多くの者が討たれ、我らが失ったものは国土だけではありません。 我等だけでは例え勝ちを得たとしても全土を奪い返すまで一年どころか十年かかってもおかしくは無く、資金や兵士、糧食は元より人材を得なくてはなりません。そこで迎えたい人物がございます。アルシュールの街に居を構える魔術師のオフィーリア・ベッドフォードと申す者にございます」 「して、どのような人物なのか?」
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