亡国の王子
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No.244
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「殿下、おはようございます。先程はユリウスが失礼いたしました」 「おはよう。その事なら良いのです。もう許しました。皆、今日もよろしく」 「寛大なお言葉、ありがたく存じます」 リードとのやり取りの後、バンセルはあくまで穏やかな父親の声で娘に語りかけた。 「シンシアも殿下に迷惑をかけてはいないな?」 シンシアはこくりと頷いてから父に尋ねた。 「ところで……ユリウスは?」 「あの失礼の後故、席を外させた。親として何の罰も与えぬのも示しがつかぬゆえな」 そこで、長身痩躯の初老の貴族が話に入ってきた。 「まあその位でよろしいかと。殿下もお許しになられた事ですし……」 「ノルトホフの言う通り。その位にしておいてやってくれ」 「有難い事でございます」
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