剣の主
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No.242
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ペンネーム
┗とくめい氏
本文
少し叱りすぎたと反省し、ワムは息子たちに次々と出される料理を勧め、バムとブムはけろっと再び食べ始める。 「まあ、お前たちの気持ちは解るがな…さあさあ、料理はどんどん来るんだ冷めない内に食うぞ!」 「そうなんだな!」「今日は食うぞ!」 (しかし、ジェムの顔は日に日に怖いほどヘムの兄上に似てくるな) 葡萄酒を飲みながら、ワムは実兄のヘムを思い出す。 幼少時から兄のヘムは息子のジェムと同じく英邁で絵に描いた美男子であった。 しかし、本性は傲慢で尊大な性格で父セムや家臣や使用人たちの前では模範的な嫡男を演じていたが、 その一方でワムは兄ヘムに『豚』と罵られ酷い苛めを受けていたのである。 その為亡き長兄に似ている甥のジェムをワムは嫌っていたが、父セムが引退し、自分が宰相となりヤヴズの嫡流になった今ジェムなんて恐れるに足りないワムは自信満々であった。 (この宰相の地位と父上が生きてる間はジェムは指を加えてるだけだ。後は父上が生きてる間に勢力を拡大させれば、父上が死んだ頃にはジェムを追い出すことも可能だ!) しかし、ワムはまもなく甥ジェムの恐ろしさを知る事になるのを気づいてなかった。
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