おてんば姫、ファニーの冒険
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No.241
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一方、山の主ムリヤはファニーを抱きしめたまま、ドンドコドンドコと歩いていった。 ムリヤの頭の中は狂喜乱舞のお花畑だった。 ツイニ見ツケタ オレノ、マイハニー ムリヤは最初はお見合いには気が乗らなかった。 今さら結婚したいとも思わなかったし、子供も沢山いる。 むしろ、今この時点で幼い子供を作るのは、自ら弱点を作るようなものだ。 ボッキ茸が欲しいならくれてやる。 噂を聞きつけて、人がやってきても気にしない。 どうせやって来るのは冒険者という、人の中でもはぐれ者に属するような輩だ。 殺してさらし者にすればいい。 むしろ、その方がこっちの気が紛れる。 人の生肉を引き裂く感触は、なかなか心地よいものだ。 その感触をもう一度味わえるなら、結構なことだ。 そう思っていたが、ファニーを見た途端に、そんな考えは霧消した。 似てるのだ、あの記憶の少女に。 そう思ったムリヤは、ファニーを抱え、自分の巣穴へと連れて行った。
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