剣の主
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No.24
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その夜僕はアルトリアの暖かな体温と麗しい香りのせいで結局一睡も出来なかった。 「むにゃ・・・セイル様ぁ・・・」 寝言でそう言った彼女の横顔は、窓から差し込んでくる月明かりに照らされ、神々しい程に美しかった。 翌日。 「アルトリア殿この馬鹿孫の事よろしくお頼みします」 お爺さまは、アルトリアの手を取ると、深々と頭を下げる。 「ハイ!ご安心下さいお爺様!」 アルトリアは当然のようにお爺さまのその言葉に快諾する。 寝不足の目を擦りながら、馬車に荷物を運び込んでいた僕は、そんな二人の会話に、段々と逃げ道を塞がれていっているのを感じた。 もっとも、最大の問題点は、僕がその事をさして不快に思っていない事だろう。 (まあ成る様に成るさ・・・ふぁ〜それにしても朝日が目に沁みるな・・・) 取り敢えず今の僕にとって、如何にして今夜アルトリアと寝室を別にするかが最大の課題だ。
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