剣の主
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No.239
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それから数日後の事。 イルシャ国王アフメト4世は近臣達と共に王都イルシャ・マディナ近郊の森で鷹狩りを楽しんでいた。 「おぉ!イムラーン、見たか?余の鷹がウサギを仕留めたぞ!」 「はい!さすがは陛下、お見事でございます!」 アフメト王は久しぶりに羽を伸ばしていた。 このイムラーンという男は、近臣達の中でも特にアフメト王お気に入りの臣下だった。 彼はヤヴズ・セムの配下の者だが、セムと違って気さくで人柄も良く、セムやその配下の者達の事があまり好きではないアフメト王とは珍しく気の合う仲だった。 …だが突然の惨劇が彼らを襲った。 「ぐあぁぁっ!!?」 「イ…イムラーン!?」 突如として飛んで来た一本の矢がイムラーンの胸を貫いたのだ。 方向から、王を狙った物とも思われた。 アフメト王は慌ててイムラーンに駆け寄り、その身を抱き起こした。 「イムラーン!しっかりするのじゃ!」 「へ…陛下…ご無事で…何よりでございまし…た…」 矢尻に毒が塗ってあったらしくイムラーンはすぐに息を引き取った。 医者も薬も無く、手の施しようが無かった。
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