亡国の王子
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No.239
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ジュリア率いる魔族の侵攻は、彼のような少年の心にも影を落としている。 ユリウスは美人の誉れ高かった母のレティシア譲りの顔に、拭いようのない悔しさと哀しみを浮かべていた。 彼も失った人々の事を考えていたのだろう、名前を口にする。 「多くの方々が、帰らぬ人になりました。アントンやベルント、ウルスラにフォーサイス卿やブレゲー子爵…」 「そうだな…父上、母上、そしてアールノーラポリスにいた多くの者達…」 リードも喪った人々に思いを馳せていると、ユリウスが威儀を正していた。 「殿下が魔族どもを駆逐し、国土を回復されますからには、僕も参陣させてください!」
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