剣の主
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No.238
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┗匿名さん
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「何を今さら…この私の身も心も、全てはあなた様の物です、ジェム様。このアブシル・シャリーヤ、あなた様のご命令とあらばどのような事でもいたします」 「本当にどんな事でも…どんな汚い事でも、人道に外れた事でも出来ると言えるかい?」 「もちろんでございます。それがジェム様のお望みならば…もしあなた様が今ここで死ねと仰れば私は喜んで死にます」 「そうか…ならば例えば…」 …とジェムはここで少し間を置いて、そして言った。 「…君の親を殺せと言ったら、君は自分の親を殺せるかい?」 これにはさすがのシャリーヤも一瞬の逡巡を見せた。だが彼女すぐに答える。 「…はい…ジェム様がそれを望むのであれば…」 「そうか…良く言ってくれたね、シャリーヤ…」 ジェムは椅子から立ち上がってシャリーヤに歩み寄ると、優しい手付きで彼女の身体を抱き寄せ、そして耳元で何やら囁いた。 その話を聞いたシャリーヤは一瞬、驚愕の表情を浮かべて凍り付いたが、すぐに元に戻り、ジェムの前に片膝を付いて頭(こうべ)を垂れて言った。 「……かしこまりました。ジェム様の仰せのままに…」
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