魔剣使い
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No.228
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「度し難いな。普通は、手に入れた力をそう簡単に手放す気にはならんものだよ」 話を聞き終えたゼノバの、最初の言葉がそれだった。 「…でも俺…わたしはただのしがない道具屋だったので…」 「道具屋も立派な職業であることは否定しないがね」 彼は肩をすくめた。 「だが、正直なところ…我々は君の魔剣の力が欲しい。魔剣の力を引き出すために必要な、君の力もだ。道具屋の君ではなくね」 「ほ、欲しい?」 「知ってのとおり、異種属による侵攻がこのところ激しくなっている。我々も力を尽くして駆逐を目指してはいるが、地方の隅々までは行き届かないのが現状なのだ」 続けてゼノバが語ったのは、世間でも知られた事実だった。 国が報償を支払って、市井の退治屋に退治させている、という話だ。その対策が功を奏して、地方の被害の状況も把握できるようになりつつあるというのだが… 「あれ? それって警衛使庁の管轄か? どっちかってと防人部省じゃ…」 タナハはふと首をかしげた。
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