剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.225
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
衛兵達は後ろ手に縛った容疑者達を国王の前に並べると、次々と首を落としていった。 「ひいぃぃ!!?お…お助けくださ…ガハァッ!!?」 「我らは誓ってそのような企てなどしてはおりません!!どうかもう一度…グハァッ!!?」 ジャーファールはセムを睨み付けて叫ぶ。 「この奸賊めぇ!!貴様の天下も長くは無いぞぉ!!貴様の手に掛かるぐらいなら…ぐっ!!!」 彼は自ら舌を噛み切って死んだ。セムはそれらの死体を見下ろして言う。 「フンッ…負け犬の遠吠えか…衛兵!これらの死体は王宮の正門前に晒して犬にでも喰わせよ!」 「「「はっ!!」」」 「あ…あわわわわ…」 アフメト王は玉座の上で何も言えずにガタガタと震えているのみ。いや、彼だけではない。この場の誰もが(武官でさえも)抗議の声を上げる事も出来なかったのである。 ところでここに集まった面々の中にはセイルの父であるクルアーン・オルハンも居た。彼は近衛隊の事務方の中隊長格…すなわち実際の部下は持たないが階級と俸禄は中隊長並(係長と主査のようなもの)の職にあり、このような重臣会議の末席にも出席を許されていた。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説