亡国の王子
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No.223
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シンシアが見上げた彼の表情は、春のうららかな陽ざしのようだった。 「私こそ…ありがとうございます。貴方と一緒にいられるなんて、今でも夢のようなんですよ」 「こんな素敵な夢が覚めるわけ、ないよ」 この時、シンシアの心臓が一度、トクンと跳ねた。 母レティシア譲りの美貌に、暖かい赤みがさす。 その空気は、不意に入った声で破られた。 「ひゃっ!」 「こら、エル、暴れるな!」 「いたた…」 ばたっと尻もちをつく三人の女の子。 エルフィーネと、その背後から抱き着く、いや捕まえるような具合でくっついているサラとサリーだった。 「だって雰囲気良すぎるんだもん…」 「だからと言ってシンシア様の邪魔までは…」 「ちょっと悔しいですけど、お嬢様の邪魔はできないですから。ささ、素敵なシーンをお続けください」
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