剣の主
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No.212
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タルテバとサーダットもその中に混じって一緒に突撃する。 彼らの意思というより流れに飲まれたと言った方が正しいかも知れない。 そんな彼らを待ち受けていたのは矢の雨だった。 比喩ではない。 本当に矢が雨となって降り注ぐのだ。 「ぐあぁぁっ!!?」 タルテバは肩に矢を受けた。 余りの激痛に彼は槍を取り落として、地面の上を転げ回って苦しみもがいた。 「いひいぃぃ!!?い…痛いぃ!!痛いよぉ!!お母ちゃあぁぁん!!」 「タルテバぁ!!大丈夫かぁ!?」 気付いたサーダットが駆け寄る。 「し…しっかりしろぉ!今、軍医をォ…っ!?」 だが次の瞬間、サーダットの額を一本の矢が深々と射抜いた。 「サ…サーダットおぉぉっ!!?」 タルテバは肩の痛みも忘れて立ち上がり、倒れたサーダットを抱き上げる。 「あぁ…っ!!」 サーダットはもう息が無かった。 即死だ。 彼は自分の身に何が起きたのかも解らないといった顔で息絶えていた。 「う…嘘だろ…」
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