剣の主
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No.205
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セイルの勤め先は王都イルシャ・マディナの防衛と治安維持を担う“衛士隊”である。 もっとも、この平和な時代に王都を攻める外敵など居るはずも無く、したがって彼らの主任務は専ら王都市内の警邏(見回り)と事件が起きた際の検問で、まあ現代で言う警察のような組織だ。 ただし王宮の警備だけは国王直属の部隊で衛士隊よりグレードの高い“近衛隊”が行う。 セイルの祖父ウマルが所属していた“王室親衛隊”はこちらの管轄である。 「報告します!本日付けで王都衛士隊第3中隊に配属になりました、クルアーン・セイルです!着任の許可をお願いいたします!」 衛士府(衛士隊の本部)の自分の配属先に着いたセイルはさっそく直属の上官である中隊長に挨拶する。 「んぁ?…あぁ、クルアーン・セイル君ね。よろしい、着任を許可する…」 中隊長はやる気なく返事した。 「ん〜…まぁ、最初は分からない事だらけだと思うけど、おいおい覚えていってくれれば良いから…お〜い!アブ・シルく〜ん、アブ・キルく〜ん」 「はい、中隊長」 「何すかぁ?」 中隊長に呼ばれて来たのは二人の先輩衛士だった。
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