剣の主
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「食事の時の様子を見てた?」 「はい、姿を消して…。セイル様も色々と苦労なさっておいでのようですね」 「ハハハ…恥ずかしながら、あれが僕の家族だよ」 「なるほど、病弱で息子べったりの母親に家庭を顧みない仕事人間の父親ですか。今どき掃いて捨てる程ある、絵に書いたような典型的な欠陥家庭ですね」 「はっきり言ってくれるねぇ、人ん家の事を…ていうかアルトリア、今の社会情勢には疎かったはずじゃあ…?」 「セイル様が学校で勉学に励んでおられた間、私もこの時代について色々勉強していたのです」 「そうだったんだ」 「というか私はレズですか…」 「仕方ないじゃないか。でもそのお陰でアルトリアも僕の家族や使用人達にコソコソせずに暮らせる事になりそうだよ」 「ウマル殿に感謝せねば…正直、身寄りの無い私の事を気遣ってくれた時には不覚にもジーンと来てしまいましたよ」 「お爺様は剣の腕が立つだけじゃない、とっても優しい人なんだ。父様の前では口が裂けても言えないけど、僕はお爺様のような人になりたいんだ…」 「セイル様ならきっとなれますよ。お人良しな所とか、良く似ておられますから」 「あまり誉められてる気がしないよ…」
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