亡国の王子
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「ああ、殿下・・・お救いに来るのが遅くなり申し訳ございません。さぞやお辛かった事でしょう・・・ですが、もうご安心下さい!私がお側に居る以上、絶対に殿下を魔物共の手より守ってさしあげます!!」 サラは感極まったように紺碧の瞳から涙を流し、汗と愛液と精液に塗れたリードの体を強く抱き締める。 「さあ、殿下!時間がございません!スグにお支度を・・・一刻も早くこの城から逃れなければ!!」 「う、うん分った・・・でも、どうやって?」 「城の地下に抜け道がございます。その抜け道は城下の下水道に繋がっており、そこから抜け出る事が出来ます!さあ、お早く!!」 リードは彼女が差し出した外套を羽織ると、サラに促されるまま今や魔王の居城と成り、魔境と化した城の廊下を走り抜ける。 (・・・父上。母上。ユーグ。カテリーナ・・・すまない。今は逃げなければならない・・・でも、ボクは必ず祖国を魔物たちから解放し、アンビエント帝国を再興する為この城に戻ってくる・・・) リードは自分の家であるハズの王城から、無様に逃亡する悔しさを噛み締めながら、アンビエント帝国の帝都を後にした。
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