ヲタクエスト
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オフィーリアは馬車の前に片膝を付き、頭を垂れて言った。 「ご無事で何よりでございました殿下。オーク共は残らず退治いたしましたゆえ、どうかご安心くださいませ…」 窓ガラスには紗がかかっていて良く見えないが、中にいるのは若い女性のようだ。ブタオは思う。 (殿下って…何か良く分かんないけど、よっぽどエラい人が乗ってるんだなぁ…) すると馬車の中から高く澄んだ声が聞こえて来た。 「フフ…済まぬのう、無事で…本来ならばオークに襲われて命を落としておったものを…」 「ブゥ…?」 ブタオは首を傾げた。なぜ無事であった事を詫びるのだろうか?どうも皮肉めいた響きを帯びているのも気になる。 「で…殿下!そのような事を仰らないでくださいませ!我々一同、殿下の御身を案じて…!」 オフィーリアは顔を上げ、必死に弁明するように馬車の中の人物に訴えた。 「…もう良い、白々しい…。して、先程からそこにおる妙に恰幅の良い若者は何者じゃ?」 「は…はあ、彼はオークに襲われていた一行の生き残りでございます。殿下が同行をお許しいただければ次の村まで送り届けてやろうかと…」
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