おてんば姫、ファニーの冒険
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No.198
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彼は思った。 こんな結界の中でなければ彼女など魔法で打ち倒しているものを・・・。 彼は王族として政務の為に学んだ精一杯の演技力を動員して表情を変えないでいる。 この屋敷は特殊な結界の中にあり、魔法は大幅に制限される。そのため強力な魔術師であるステファンも耐える日々を送っていた。 ファニー姫・・・・・。 見合いのためにと送られてきた肖像画のファニーを頭に思い浮かべる。 金色の髪、大きな青い瞳、バラ色の頬、小さくかわいらしいピンク色の唇。外見だけを見れば、完璧なお姫様。じゃじゃ馬娘だと言うことはモンデール駐在経験のある廷臣たちから聞かされていたし見合い話の前からタフトの商人たちが集めた噂に聞いていた。おてんばだが、性根はまっすぐな心根のよい女の子だというのは肖像画と、漏れ聞く噂から察せられた。 正直な話、彼は肖像画のファニーを見て一目惚れしていたのだ。
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