剣の主
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No.195
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「え?アルトリアですか?」 セイルはなぜ祖父が突然アルトリアの名を口にしたのかが解らなかった。ちなみにアルトリアには今、姿を消してもらっている。 「そうじゃ。あの娘さんは確か身寄りが無いのじゃろう?こうして卒業を祝ってくれる家族も無く、さぞ寂しい思いをしておるじゃろう…もし良かったら家に呼んであげてはどうじゃ?」 「お爺様…」 ウマルの温かい心遣いにセイルも思わず我が事のようにジーンと来た。 「セ…セイルちゃん?その…アルトリアさんって一体誰なの?人柄は?家柄は?セイルちゃんとはどういう関係なの?まさかもう“関係”してるの?そんなのママ許しませんよ?」 一方、ヤスミーンは急に不安げな表情になりセイルを質問責めにした。 彼女は息子ベッタリでセイルを溺愛していた。 その偏愛ぶりは凄まじく、セイルが自分以外の若い女性と親しげにすると精神的に不安定になるという困った癖を持っていた。 “母親”としての自覚が薄い彼女は、女としての心理でセイルを他の女に取られると思って焦るのである。
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